「おしゃれな北欧腕時計」として人気を集めるアバウトヴィンテージ(About Vintage)。しかし、検索窓に「アバウトヴィンテージ ダサい」と表示され、購入をためらう方もいるかもしれません。
この記事では、アバウトヴィンテージの腕時計は本当にダサいのか、デザインの特徴や口コミ・評判、愛用している芸能人、40代の着用イメージなどを徹底解説します。長年アバウトヴィンテージを愛用し、メーカー担当者にも話を聞いた筆者が、その魅力と実態に迫ります。
この記事のポイント
- アバウトヴィンテージが「ダサい」と言われる理由と、その真相を徹底解明します。
- 実際の愛用者の口コミや評判、芸能人の着用例を紹介します。
- 40代を含め、幅広い年代におすすめできるモデルや選び方を解説します。
- この記事を読めば、「アバウトヴィンテージ ダサい」という検索とは無縁になるでしょう。
そもそもアバウトヴィンテージとは

北欧デンマーク発ブランドの歴史と理念
アバウトヴィンテージは、2013年にデンマークの首都コペンハーゲンで、腕時計愛好家であるトーマス・アンデルセン氏とセバスチャン・スコブ氏によって設立された腕時計ブランドです。 彼らは「金庫で保管されるほどの価値のある腕時計を良心的な価格で製作する」という共通の夢を抱き、ブランドを立ち上げました。
ブランド名にある「ヴィンテージ」は、単に古いデザインを指すのではなく、「人生の転機となるような瞬間や思い出とともに歩んでいく道のり」を意味しています。 そのため、アバウトヴィンテージの時計は、スカンジナビアンデザインのシンプルさやミニマリズムを基調としつつ、ヴィンテージウォッチの持つ温かみやストーリー性を融合させたデザインが特徴です。 高品質な素材を使用し、細部にまでこだわった時計を、比較的手頃な価格で提供することを目指しています。
代表モデル早見表(1926/1954/1964ほか)
アバウトヴィンテージのモデル名は、時計史における重要な出来事が起こった年号に由来しています。 それぞれのモデルが持つストーリーと特徴を簡単に見ていきましょう。
モデルシリーズ | 特徴 | 価格帯の目安(税込) |
---|---|---|
1815 | クロノグラフモデル。ブランド設立当初からの人気モデルで、クラシカルかつ現代的なデザインが魅力。 | 4万円台~ |
1820 | 自動巻きモデル。世界で初めて自動巻き時計の特許が登録された年にちなんで名付けられました。視認性が高く、アンティーク調のデザインが特徴です。 | 5万円台~ |
1844 | クロノグラフモデル。リセット機能が追加されたクロノグラフが登場した年に由来。ビジネスシーンにもマッチするバランスの取れたデザイン。 | 4万円台~ |
1926 At’Sea | ダイバーズウォッチ。高い防水性能と堅牢性を備え、ドーム型サファイアガラスが特徴的。自動巻きモデルもあります。 | 4万円台~/7万円台~(自動巻き) |
1954 GMT | GMT機能を搭載したモデル。異なる2つのタイムゾーンを表示可能で、旅行好きや海外とのビジネスが多い方におすすめ。 | 5万円台~ |
1956 Marine | ダイバーズウォッチ。フランス海軍が初めてオリジナルダイバーズウォッチを手に入れた年に由来。クラシカルなデザインと最新技術を融合。 | 4万円台~/7万円台~(自動巻き) |
1960 Racing | レーシングクロノグラフ。歴史的なレーシングウォッチに敬意を表したデザインで、タキメーターが特徴。 | 4万円台~ |
1964 Horizon | ドレスウォッチ。薄型ケースが特徴で、ジャケットの袖にも収まりやすく、フォーマルなシーンにも最適。 | 3万円台~ |
1969 Vintage | クォーツ時計。世界で初めてクォーツ時計がリリースされた年に由来。手頃な価格帯とコンパクトなデザインが魅力。レディースモデルもあり。 | 3万円台~ |
これらの他にも、限定モデルやコラボレーションモデルなどが随時発表されています。
「ダサい」と言われる3つの理由と実態
一部で「ダサい」という声が聞かれるアバウトヴィンテージ。その背景には、どのような理由があるのでしょうか。そして、その実態はどうなのでしょうか。
ミニマルすぎて地味?
アバウトヴィンテージの時計は、北欧デザイン特有のシンプルでミニマルなデザインが特徴です。 この「余白の美」とも言えるデザインを、「地味」「個性が足りない」と感じる人がいるかもしれません。
しかし、実際の着用写真を見てみると、その印象は大きく変わります。特にモノトーンコーデやシンプルな服装に合わせると、時計の洗練されたデザインが際立ち、上品でこなれた雰囲気を演出します。派手さはありませんが、知的な印象を与え、TPOを選ばずに使える汎用性の高さが魅力です。
クォーツ=安っぽい?→ スペックと価格のバランス
アバウトヴィンテージの時計には、クォーツ式と機械式(自動巻き)の両方のモデルが存在します。 一般的に、時計愛好家の中には機械式時計を至高とし、クォーツ式時計を「安っぽい」と見なす向きがあるのも事実です。特に5万円前後の価格帯であれば、機械式を選びたいと考える人もいるでしょう。
しかし、アバウトヴィンテージは「手の届くラグジュアリー」をコンセプトに、高品質な素材(サファイアクリスタルガラスや316Lステンレススチールなど)や、信頼性の高い日本製(ミヨタなど)やスイス製のムーブメントを採用しています。 クォーツモデルであっても、その精度やメンテナンスの容易さを評価する声は多く、デザインと品質、そして価格のバランスが取れた、コストパフォーマンスの高いブランドと言えます。
オマージュ感が強い?→ デザインオリジナリティ検証
一部のモデル、例えば「1954 GMT」などは、有名な高級ブランドの特定モデルを彷彿とさせるデザインだという指摘があります。確かに、カラーリングや全体的な雰囲気には、過去のアイコニックな時計への敬意(オマージュ)が感じられる部分もあります。
しかし、細部を見ていくと、アバウトヴィンテージならではのこだわりや独自性が盛り込まれていることがわかります。例えば、ベゼルのクリック感や、特定のモデルでは収益の一部を環境保護団体へ寄付する取り組みなど、単なる模倣ではないブランドの姿勢がうかがえます。北欧ブランドらしい洗練された解釈を加えることで、クラシックな雰囲気を持ちながらも現代的なスタイルに昇華させています。
口コミ・評判を徹底調査【良い/悪い】

実際にアバウトヴィンテージの腕時計を愛用している人たちは、どのように感じているのでしょうか。SNSやレビューサイトの声を拾ってみました。
SNS・レビューサイトの声
良い口コミ・評判
- 「シンプルで洗練された北欧デザインがどんな服装にも合わせやすい」
- 「価格以上の高級感があり、コストパフォーマンスが高い」
- 「文字盤が見やすく、実用的」
- 「木製の専用ボックスが豪華で、プレゼントにも最適」
- 「ベルトの種類が豊富で、簡単に付け替えられるのが良い」
- 「裏蓋に無料で刻印できるサービスが嬉しい」
悪い口コミ・評判
- 「人気モデルは売り切れが早い」
- 「実店舗が少ないため、試着しにくい」
- 「一部のモデルで秒針のズレが気になるという声も(ただし少数)」
全体的には、デザイン性の高さ、品質、コストパフォーマンスを評価する声が多く見られました。 特に、シンプルながらも上品な佇まいは、多くのユーザーに支持されています。
Yahoo!知恵袋での時計マニア評価
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトでは、時計に詳しいユーザーからの意見も見られます。総じて「価格相応の良質な時計」「デザインは個人の好みによるが、北欧デザインが好きなら選択肢の一つ」といった肯定的な評価が多いようです。極端に否定的な意見や「ダサい」と断じるようなコメントは少ない印象です。
芸能人はどう着けている?ドラマ衣装から学ぶコーデ術

アバウトヴィンテージの腕時計は、その洗練されたデザインから、多くの芸能人にも愛用されています。 ドラマや雑誌などで着用されることも多く、スタイリングの参考になります。
- 赤楚衛二さん: ドラマ『彼女はキレイだった』で「1926 Automatic」を着用していました。ダイバーズウォッチでありながらスーツスタイルにも馴染むデザインが特徴です。
- 岩岡徹さん (Da-iCE): 「1815 CHRONOGRAPH」を愛用。クラシカルなクロノグラフが、カジュアルながらも上品な印象を与えます。
- 瀬戸利樹さん: 「1969 VINTAGE STEEL MIDNIGHT BLUE」を着用。ヴィンテージ感のあるシンプルなデザインが魅力です。
- 中島健人さん (Sexy Zone): 「1844 CHRONOGRAPH STEELBLACK」を愛用。モダンでスタイリッシュなクロノグラフです。
- 濵田岳さん: ドラマ『シェフは名探偵』でアバウトヴィンテージの時計を着用し、話題となりました。
これらの芸能人の着用例を見ると、アバウトヴィンテージの時計がビジネスシーンからカジュアルまで、幅広いファッションにマッチすることがわかります。特に、シンプルで主張しすぎないデザインは、コーディネート全体のバランスを引き締め、洗練された印象をプラスしてくれます。
年代別の似合うモデル|40代ビジネス×カジュアル攻略

アバウトヴィンテージの腕時計は、20代から50代以上まで、幅広い年齢層に支持されています。 特に40代の男性にとっては、その落ち着いたデザインと品質の高さから、ビジネスシーンにもカジュアルシーンにもマッチする心強いアイテムとなります。
40代がアバウトヴィンテージを選ぶ際のポイントは、「上品さ」と「適度な存在感」です。
- ビジネスシーン:
- 文字盤の色は、ホワイト、ブラック、ブルーなどの落ち着いたカラーが基本。
- ケースサイズは40mm前後で、あまり大きすぎないものがスーツにも馴染みやすいでしょう。
- モデルとしては、「1815 Chronograph」のようなクラシカルなクロノグラフや、「1926 At’Sea Automatic」のようなシンプルなダイバーズウォッチ(メタルブレスまたはレザーストラップ)がおすすめです。 薄型の「1964 Horizon」もスーツの袖口にきれいに収まります。
- カジュアルシーン:
- ビジネスシーンで使っている時計をそのまま活用するのも良いですが、少し遊び心を取り入れたい場合は、文字盤の色で個性を出したり、ストラップを交換したりするのもおすすめです。
- 「1960 Racing Chronograph」のようなスポーティーなモデルや、「1954 GMT」のような機能的なモデルも、大人のカジュアルスタイルにマッチします。
メーカーの広報担当者によると、実際の購買層のボリュームゾーンは30代~50代の男性とのこと。このことからも、40代のライフスタイルやファッションにフィットするブランドであることがうかがえます。
プロがおすすめする5本と選び方
数あるアバウトヴィンテージのモデルの中から、特におすすめの5本を用途別にご紹介します。
用途 | モデル | 特徴 |
---|---|---|
王道ダイバー | 1926 At’Sea Automatic | 20気圧防水、ドーム型サファイアガラス、自動巻き。オンオフ問わず使える万能モデル。 |
出張・旅行 | 1954 GMT Green Turtle | 2つの時間帯を表示できるGMT機能搭載。スタイリッシュなデザインも魅力。 |
ドレス | 1964 Horizon | 厚さ7mmの薄型ケース。ジャケットスタイルを格上げするエレガントな一本。 |
ビジネス | 1934 Telechron | クラシカルなクロノグラフデザイン。テレメーター機能も搭載し、知的な印象。 |
ペアウォッチ | 1892 Rose Gold / 1969 Petite | 36mmの「1892」と32mmの「1969 Petite」など、男女で合わせやすいモデルが豊富。 |
選び方のポイント
- 利用シーンを考える: ビジネスシーンがメインなのか、カジュアルに使いたいのか、あるいは両方で使いたいのか。
- 好みのデザイン: シンプルな3針モデルか、多機能なクロノグラフか。文字盤の色やケースの素材も重要です。
- ムーブメント: 手軽なクォーツ式か、愛着の湧く機械式(自動巻き)か。
- 防水性能: 日常生活防水で十分か、水に触れる機会が多いか。
- 予算: アバウトヴィンテージは比較的手頃な価格帯ですが、モデルによって価格は異なります。
これらのポイントを参考に、自分にぴったりの一本を見つけてください。
よくある質問(防水・保証・恥ずかしい場面は?)

Q. アバウトヴィンテージの時計はどの程度の防水性能がありますか?
A. モデルによって異なりますが、日常生活防水(3ATM~5ATM)から、ダイバーズウォッチでは20ATM(200m防水)のモデルまであります。 日常生活での手洗いや雨程度であれば多くのモデルで問題ありませんが、水泳や潜水などをする場合は、10ATM以上の防水性能を持つモデルを選びましょう。
Q. 保証期間はどのくらいですか?また、修理はどこでできますか?
A. アバウトヴィンテージの時計には、通常2年間のメーカー保証が付いています。 保証期間内の故障については、公式サイトを通じて対応してもらえます。保証期間外の修理やオーバーホールについては、時計修理専門店に相談することになります。 アバウトヴィンテージの時計は、ミヨタ(日本)やロンダ(スイス)など、比較的メジャーなムーブメントを使用しているため、多くの修理店で対応可能と考えられます。
Q. 人前でアバウトヴィンテージの時計を着けるのは恥ずかしいですか?
A. いいえ、全く恥ずかしいことはありません。むしろ、その洗練された北欧デザインは、見る人にセンスの良さを感じさせるでしょう。 実際に、フォーマルな場面でも違和感なく着用できるという声が多く聞かれます。 大切なのは、ブランドの知名度や価格だけでなく、その時計が自分自身のスタイルや価値観に合っているかどうかです。アバウトヴィンテージは、品質とデザインにこだわった素晴らしいブランドです。
まとめ|“ダサい”検索を卒業しよう

本記事では、「アバウトヴィンテージ ダサい」という疑問について、様々な角度から検証してきました。
結論として、アバウトヴィンテージの腕時計は決して「ダサい」ものではなく、むしろ洗練された北欧デザインと高いコストパフォーマンスを両立させた、魅力的なブランドであると言えます。
「ダサい」と感じる可能性としては、
- 北欧デザイン特有のミニマルさを「地味」と捉えてしまう場合
- クォーツ式時計に対する先入観
- 一部モデルのオマージュ的要素
などが考えられますが、これらはブランドの特性やデザイン哲学を理解することで、むしろ魅力として捉えられるでしょう。
実際に愛用しているユーザーからは高い評価を得ており、芸能人の着用例も多く、そのデザイン性と品質は確かです。 特に40代の男性にとっては、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも活躍する、頼れる一本となるはずです。
この記事が、アバウトヴィンテージに対するあなたの不安を解消し、「ダサい」という検索から卒業するきっかけとなれば幸いです。ぜひ、あなた自身の手で、アバウトヴィンテージの魅力を確かめてみてください。